フルート教室に行き
勉強の苦手な生徒の気持ちを理解

相手の立場に立つ指導(2013.6.22)

 気分落ち込んでいるときの解決法は、やはり自分から積極的に動くことだろうと思い、ネットで近所のフルート教室を検索。実は以前2年ほど職場の近くでレッスンを受けたことがあります。

 音楽好きなのと、たまたま職場で吹奏楽部の顧問をやることになったため、生徒と一緒に吹くのが一番面白いだろうと思い、好みの音質だったフルートを選択。

 吹奏楽部ではその後トランペットやサックスも経験しましたが、トランぺットを吹くと唇の形がフルートとは違う形なので、とりあえず音の出方を確かめて(知っていれば生徒を指導できますので)終了。

 サックスもなかなか面白いなと思いましたが、音程が難しい。艶のある音を出すのはもっと難しい。ただ指使いはフルートやリコーダーと似ているところがあるなあと思いました。

 その他、ドラムを叩いたり、シンバルを鳴らしたり、いろいろな楽器を実際に触って音を出して、生徒に教えたり教えられたりしながら楽しんでいましたが、結局フルートの音と、吹奏楽では余り使われないクラシックギターの音が一番良いなと今でも思っています。

 で近所のフルート教室を検索したところ、我が家の最寄り駅の近くでレッスンをやっている場所がありました。

 一ヶ月4回10000円近いレッスン料ですが、まあ楽器のレッスン料としては妥当だと思います。今日あたり時間があったらパンフレットでももらってこようかと思っています。

 しかしこういった楽器のレッスンは、講師との相性がその後のやる気に大きな影響を与えます。

 私が望んでいるのは、クラシック音楽のような厳正な演奏ではなく、楽しみながら音を出して、多少の間違いには目をつぶって、出来たことをほめてもらう、という虫の良いレッスンです。

 しかし、音大を出て「これからバリバリやるぞ」というような熱血先生に限って、完璧を求めて、「そこはスラーです」とか「ブレスの位置が違います」としょっちゅう指導を受けてしまう場合があります。

 毎回これをやられたらレッスンに行くのは間違いなく辛くなります。楽しみで行こうと思っていたのに、怒られに行っているようなもんです。

 しかし、これは以前レッスン中に感じたことですが、「なるほどこれが私が授業中に生徒に行っているかもしれない事なんだな」と思いました。

 つまり些細なことに完璧さを求めて、生徒が出した答を否定ばかりしていたら、徐々に生徒はやる気を失うだろう、ということです。
 
 それでも多少なりともついていける生徒は伸びるのかもしれませんが、ちょっと理解が遅い子は、ひたすら怒られ続けるということになり、「学校なんてちっとも面白くない」と思うのは当たり前のような気もします。 

 教員側としては「どうしてこんな簡単なことがわからないんだろう?」と思っているわけですが、生徒にとっては初めての知識ですから分からないのは当たり前。出来ないのも当たり前です。

 それを踏まえた上で、言葉巧みに褒めながら指導していくのが理想的な授業だろうなあとは思っています。ただ実際にはなかなかそんな授業は出来ないので、少なくとも生徒が分からないと表明したときは、その勇気を尊重するようにして、説明の方法を変えたりしています。
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