第二候補はバンコクです

バンコクはどうでしょう?
 
 タイは物価も安く、エネルギッシュで、政治的にも落ち着いた良い国だと思っていたのですが、数年前のタクシン派と反タクシン派との抗争は、その印象に水を差しました。

 私が初めてバンコクに行ったときは、交通渋滞と排気ガスと熱帯の果物とココナッツミルク、さらにはタイ特有のナンプラーの臭いが入り交じり、その中をビシッとスーツ姿で歩き回る人と、ボロをまとったよれよれの人が動き回る混沌とした世界で、なんとも不思議な印象でした。

 物価は当時の日本の3分の1ぐらいに感じられ、年金暮らしといっても、人によってはお手伝いさんを雇い優雅な生活をしているという噂がありました。

 その後3回ほど行きましたが、交通網が年々整備され、政変が起き、物価は少しずつ上昇。一方で日本は不況によるデフレが続き、物価水準は徐々に近づいている感じがします。

 そうなると年金でのんびり長期滞在というのは、徐々に難しくなっていきそうです。ただハワイ島のリゾート地に較べれば、まだまだ住宅費は安いし、食費もそれほど必要ないような気がします。

 以前は臭くて蒸し暑く、排気ガスが多く、人も混沌としている雰囲気でしたが、旅行に行くたびに街の雰囲気が近代化し、ショッピング街を歩く若者達の表情も生き生きしているので、田舎者の私は街歩きをするだけで疲れる部分もあるのですが、反面元気づけられる気もします。


一人で行く海外ツアー 

 海外長期滞在を考えるとき、ビザの面から考えると、今のところタイが良さそうだという結論になっています。しかし最近はビザがなくても、三ヶ月程度ならいろいろな国で生活することが出来ます。

 つまり定住とか長期滞在という語句にとらわれないで、あちらこちらの国で楽しみながら長期宿泊、生活するというパターンも考えられるなと思っています。体力や健康の問題もありますので、そうそうあちらこちらで生活するわけにもいかないとは思いますが、行ってみたいなと思う国はたくさんあります。

 そう思って海外のツアーを見てみると、だいたい独り者の旅行はツアーとして成立しないので、常に割増料金を取られます。アジア圏で5万円ぐらいのツアーがあっても、結局一人旅追加料金、一人部屋追加料金というものが数万円加算されてしまいます。

 この春に行く予定だったバンコク旅行も当初はツアーで考えていました。キャンペーン7万円などというキャッチフレーズを見て、「おっ良さそうだ。これにするか」と詳しい情報を見ていくと、だいたい一番最後の方に小さな字でお一人様追加料金という項目があって、一人部屋1泊4000円追加とか書かれていてがっかりしてしまいます。

 そもそもバンコクあたりはホテルの部屋も部屋貸し料金で、人数による区別はほとんどありません。従って一人部屋追加料金なるものは発生しないはずなのですが、まあ低価格でツアーを作っている都合上しょうがないのかなと思っています。

 そうゆうわけで、今回の旅行はツアーは断念。一人分の航空チケットと宿泊場所はネットで自力で探す、という方法で検討。

 その後さらにマイレージの活用という朗報があり、旅費は大幅に縮小。詳細は私の「バンコクぶらり 一人旅」というサイトでも紹介しています。(2011年春の予定でしたが、東日本大震災の影響でキャンセルしました) 


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