センター試験まで一ヶ月弱

受験が近づき、親は懐の心配です(2012.12.20)

 選挙が終わり自民党は組閣、民主党は恨みと嘆きが交錯しているようですが、これまでの党内のゴタゴタが有権者の反感を買ったと見て間違いなさそうです。

 以前も書きましたが、消費増税を決めたときにスパッと解散していたら、今とは違う様相だったような気もしますが、それは「もし・・・だったら」という仮定の話ですね。今更どうしようもありません。

 選挙が終わり、我が家には本格的な受験シーズンがやってきました。私立高校なので、昨日で高校3年間の正規の授業は終了みたいです。今日からは受験生向けの補講が年末まであるそうで、いつもより若干遅く出ていきました。

 すでに3年生の3分の1ぐらいは推薦関係の入試で進路が決まっているみたいで、その中の一部生徒は勉強に身が入らなくなっていると息子が話していました。

 学校側ではこれから調査書の作成に入るみたいで、どこを受験するのかという調査用紙が配布され、学校名と受験方式を書いて提出するようです。

 しかし教員の私から見ても最近の入試は複雑怪奇です。推薦から始まって、いったい何回ぐらい受験と合格発表が繰り返されているのか?

 推薦も「指定校」「一般」「AO」「特別」といった名前だけでは理解できないような推薦方式がある上に、受験は「センター」「センター併用」「前期」「後期」等、大学によって異なる呼び名の受験方式があり、入試要項を解読するだけでも大変そうです。

 大学側としては、あの手この手を使って優秀な?受験生を呼び込みたいと思っているのだと思いますが、受験生とその家庭は、そのややこしい制度に翻弄されるなと感じています。

 一方で親の方は、子どもが受験を始める頃から数万単位の受験料が懐から出ていき、合格した瞬間にはさらに100万単位のお金が必要になるので、その準備をしなくてはいけません。

 現在フルタイムで働いていて、この12月にめでたくボーナスを受け取った人も、合格となればその大半かそれ以上の金額を学費として払い込まざるを得ません。

 我が家の場合は早期退職をしたとき、その一部を学費のための定期預金として貯金しましたが、それを解約して充当することになります。

 早期退職をするときに、すでにそのことも含めてシミュレーションを行い納得して退職したわけですが、いざとなると今後の生活への不安も感じます。

 幸か不幸か子どもが一人だけなのでなんとかやりくりは出来ると考えていますが、二人三人となると、私の場合はとてもじゃないけど早期退職は出来なかっただろうなと今更ながらに感じます。

 自民党の経済再生は良いことなのかもしれませんが、国の基礎を担う若者の育成にもう少し目を向けられないかなと感じています。   

  
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