基本的な生活習慣をつける
子育ては終了

高校の卒業式を終えて、次は大学の入学式(2013.3.2)

 息子の卒業式が終了しました。最近は入学式にも卒業式にも夫婦で出かける方が多いようで、昔とは違うなという印象を持っていました。

 卒業式そのものは、呼名があり、卒業証書を受け取るだけですが、私も以前は何回か担任として呼名する機会がありました。予行の時は全員を呼ぶことはないので、全員を呼ぶのは本番1回だけ。

 その時のために名簿をきちんと作るわけですが、漢字で書いておくと、緊張してしまったとき読み間違えが生じます。そこで漢字の横に一人一人フリガナを振ります。

 幸いに私はこれまでミスしたことはありませんが、たまたまフリガナの転記ミスがあって、呼名を間違えるという先生も過去にはいました。

 また間違えるだけでなく、緊張の余り、一人飛ばして呼んでしまったり、同じ子を2回呼んだり、泣き崩れて呼名が出来なかったりと、いろいろなハプニングも経験しています。

 実際の呼名は一人一人名前を呼びますが、この呼ぶタイミングも結構難しいものです。一人を呼んで、その子が立ち上がるなり返事をするなりを確認してから次に移ればいいのですが、そんなことお構いなしにどんどん読み上げる先生もいて、これは生徒の方が慌てます。

 「凄いなあ」と感心するのは、名簿を見ずに生徒の顔を一人一人見ながら呼名する先生です。これは呼ばれる側も視線を感じますので、感動すると思います。

 まあ卒業式は、保護者の方は椅子に座って聞いているだけですから、「まあこんなもんだろう」と思っている方が多いと思いますが、数週間前からの段取りの決定、司会の言葉、生徒の入退場の練習、送辞答辞の指導、さらに前日の椅子並べや会場整備等、1年の中でも最も重々しい行事かもしれません。

 今回は保護者の立場でしたが、そういった裏の苦労を知っているだけに、滞りなく終わってほっとしました。帰り道、一応これで最低限の子育て義務は終えたんだろうなと思い、妻の入院騒ぎ以降の6年間が無事終わったんだという感慨を持ちました。

 これで高校との関わりは終了。次は大学だ。と思って先日息子宛に送られてきた資料を見せてもらったのですが、なんと今時の大学には「父母会」があるということでびっくり。

 さらに最近の大学の入学式は、学生はスーツで参加すると聞いてさらにびっくり。どおりで最近やけに紳士服のダイレクトメールがよく来るなと思っていました。

 今回卒業式と大学通学のために実は靴を1足買ったのですが、さらに場合によってはスーツの購入も必要かと考え、まだまだ子育てのための資金援助が必要なんだなと感じました。
 
 私の時代はどうだったかなあと記憶を探っているのですが、そもそも入学式にすら出た記憶がありません。その頃からお気楽学生だったのかなと苦笑しています。
  

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