攻めの発想に転じた経済的裏付け(2013.9.23)
私が多少金銭的に浪費(と言っても自分で価値があると認めることだけですが)するような、攻めの生活に転じてもいいのではないかと思っている根拠は、もちろんネットの副収入が継続して少しずつ伸びていることもありますが、それよりも65歳以降の生活費が少しずつ見えてきたということが大きな影響を及ぼしています。
今は大学生の息子との2人暮らしで、息子の生活費も当然私が負担しているわけですが、順調にいけば私が64歳になる頃には卒業、そして就職となり、自宅で一緒に生活するにしても、経済的な負担は減る可能性が大きいと判断しています。
もちろん昨今の経済情勢、就職情勢により、息子が就職できないというリスクもあるわけですが、そういったリスクをすべて考えていったら、明日にでも大地震が起きて自宅が壊滅とか、私や息子が交通事故にあって多額の医療費がとか、様々なリスクを考えないといけなくなってしまい、そうなると資産はそれこそ何億あっても心配だ、と言うことになります。
しかし常日頃からリスクの意識は必要ですが、そのために汲々とした節約生活を送り、その内実際には何も起きなかったにも関わらず自身の体力が衰え、どこにも行けず、やりたいことも出来なくなるというリスクの方が怖いような気がします。
というわけで、無闇に浪費しようとは思っていませんが、ごく普通の生活をすることが可能ならば、多少の浪費(好きな旅行等)も許されるであろうという意識が芽生えてきたと言うことです。
特にその大きな根拠になっているのは、65歳以降に私が生活費として消費するお金はいくらぐらいだろう、という目安が見えてきたことも大きいと思います。
例えば今現在の我が家の一ヶ月の食費は6万ぐらい(外食や私のアルコール代、息子の昼食代も含めて)ですが、これが一人になれば4万ぐらいになると思われます。
交通費の大部分は私の通勤費と息子の通学費でこれが月15000円ぐらい。65歳時点で通勤が無くなり、通学も無くなるのでたぶん5000円ぐらいで済むと思われます。
衣料品や特に日々の雑貨はあまり減らないかもしれません。現在月20000円程度。光熱費は現在15000円程度。これもあまり減らないかもしれません。
通信費。これは今現在18000円ぐらいですが、息子の分が減れば10000円程度になりそうです。医療費は今現在私だけが消費して月4000円程度。これは増える可能性がありますね。仮に6000円とします。
従って65歳以前の生活費の合計 6+1.5+2+1.5+1.8+0.4=13.2
年間なら 13.2×12=約160
これが65歳以降は 4+0.5+2+1.5+1+0.6=9.6
年間なら 9.6×12=約115
つまり生活費だけなら年間で120万、月10万で何とかなりそうだ、ということです。実際にはこれ以外にさらに税金保険料も変化します。特に国民健康保険等は、私だけになる可能性があり、そうなると現在年間で45万程度かかっている税金や保険料も5万程度は確実に減るのではと思っています。
と言うことは今より年額で約50万支出が減ると言うことです。これに対して年金はどうかと考えていくと、生活するだけなら、65歳以降は老齢年金も加算されますので、若干あまりが出る計算です。
これらを実際に数値に置き換えてシミュレーションをしていくと、体が動いて人生を楽しめる内にもっと旅行を楽しもう、と言う発想に変わってきたと言うことです。