円安に加えて寒波による不作

アメリカに寒波、輸入食品への影響は?(2014.11.20)

 ハワイ旅行が好きなので、毎日のようにハワイ関連ニュースを読んで別のブログでまとめているのですが、今日はアメリカの大多数の州に寒波が来ているという記事にびっくり。

 日本では解散総選挙の話題一色となっていて、マスコミもそれ以外報道しないような感じですがCNNの日本語版ニュースをみると深刻な事態ではないかなと思われます。

 すでにハワイ関連ブログでも書きましたが、18日朝は全米50州すべてで、気温が0℃を下回る地点があったとのことで、、すでにニューヨーク州の一部では1.8mの積雪を記録。緊急車両や除雪車も立ち往生と書かれています。

 北極からの寒気が五大湖を通って全米に広がっていることが原因と書かれていますが、まだ数日この寒波が続くという予報になっています。

 記事の記載はこれだけですが、心配なのは輸入農作物。当然寒さによって農作物や牧畜業に大きな影響が出るように思えます。

 生産量が減れば、価格は上昇します。ではどんなものを日本は輸入しているのか?良い機会だと思ったのでちょっと調べてみました。

 すると先ずはトウモロコシ。日本が輸入したトウモロコシの76%は畜産資料向けで、23%が糖や加工食品だそうです。とすろと残りの1%が食用でしょうか?それはそれとして、日本の牧畜業への影響は大きそうです。

 次が小麦。日本が各国から輸入する小麦の56%はアメリカ産だそうです。ではその小麦はどんな形で我々の口に入っているかと言うと、菓子類、パン、パスタ・うどん・そば・ラーメンと言った麺類、その他様々なものがあります。従って1日のうちで小麦を食べない日はないともいえそうです。

 そして大豆。利用例としては最初に豆腐や納豆、味噌、醤油を思い浮かべますが、輸入した大豆の73%は植物油の原料だそうです。最近は遺伝仕組み化食品としても注目されています。

 さらに最近脚光を浴びているのが牛肉。スーパーでも当たり前のように見かけるようになりました。値段を見ると確かに国産のものより安い。

 そのせいか、競合するため最近国産の牛肉の価格も下がっている気がします。消費者としてはうれしいのですが、生産者の方達の苦労を考えると複雑な思いです。

 その他はかんきつ類でしょうか。一時期防腐剤の問題もありましたが、今はどうなっているのでしょうか?輸入オレンジ類は食べないので実情はよく分かりません。

 というわけで、寒波によってこういった食材が値上がりする可能性がありそうです。さらに円安が追い討ちをかけていますから、どう考えても今の急激な円安は、いくら株価が上がっても納得できないなと感じます。 


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