日常の生活費への感覚

退職前後でお金の価値観が変化(2015.11.9)

  今日はちょっと寝坊気味に起きて、テレビをつけたら、たまたまですがどこかの美しい女性が偽ブランド販売で逮捕されたというニュースをやっていました。

 なんとかバビロンだかバビロン何とかだか、名前はもう忘れていますがツイッター上では有名な方だったとか。テレビのニュースと言いながら、ほとんどワイドショーと変わらない雰囲気ですから、ツイッター上での発言も面白おかしく取り上げられていましたが、まあ確かに文章は面白いし、内容は笑えます。

 「へえ〜こんな人がいるんだ」と思いながら見ていましたが、写真を見るとやけに美しい方で、悪巧みをするようには見えません。「こんな人が何でこんなことをしなくちゃいけないのか」と思いつつ、ツイッターの文言を見ていると、ものすごく虚栄心が強く見栄っ張り

 セレブの女王様気分を味わいたかったんだろうなと思いましたが、その手段がやはりひどすぎます。ここまでの商売をやれる才覚があるなら、もっと他のまともな仕事でも大成しただろうにと感じました。

 というわけで、こういった人にとっては、お金と言うのは「濡れ手で粟」。ともかく勝手にどんどんお金が入ってくる状態で、一度やったらやめられないという心境だったのかなという気もします。

 一方これは新聞広告に出ていた書籍案内の文面ですが、同じ1万円を稼ぐなら、FXや株で稼ぐより、時給1000円の仕事で10時間働いて稼いだ1万円の方が価値は大きいと書かれていました。(文面は若干異なるかもしれません)

 「まったくその通りだ」と思いつつ、今日は午前中家庭菜園に行き、大根1本、ニンジン1本、水菜一束、ネギを6本、カブを3個、大根葉一束をとって実家へ持って行き、母親に「スーパーで買えば1000円ぐらいだぞ」と冗談交じりに言いながら渡してきました。

 当然ながら自宅の分も確保して、今日は野菜三昧の八宝菜を作りましたが、これだけで食費は500〜1000円ぐらい浮いたなと思っています。

 そう考えると、フルタイムで働いてきたときの1万円に対するイメージと、今現在の年金+非常勤講師+ネットの副収入で得られた1万円のイメージはずいぶん変わったなと思わざるを得ません。

 スーパーに買い物に行って、1000円前後の支出ならまあ良かろうと思い、1500円を越すとちょっと使いすぎかと反省し、2000円を越すと罪悪感があります。

 早期退職直前にスーパーに行った時は、刺身の盛り合わせ1000円と言う表示を見て、「ふ〜ん、一ヶ月刺身をひたすら食べても3万円で済むんだ」と考えていたときと価値観が大きく変わりました。

 もちろん時には海外旅行に行って日ごろの消費とは別次元の消費をしているわけですが、それはそれとして日頃の生活費に対する感覚が大きく変わったなあと感じます。

 逆に言えば、こういった感覚にならないと、年金生活に入ったとき日頃の生活に不満ばかりが生じると言うことになるのかもしれません。

  
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