飛来物の賠償責任

大型台風による飛来物(2014.7.9)

 台風8号で沖縄地方は大荒れ。関東地方にも11日頃に来るということで、今日は曇り空で今のところ雨も降っていませんが、嵐の前の静けさを感じます。

 先ほどヤフーニュースを見ていたら、暴風雨で自分の家から物が飛んで、他人の家を傷つけたりした場合賠償責任は生じるのか、という記事が出ていました。

 結論から言えば、そういう責任はあるということで、少なくとも庭に置いてあるもので、強風で飛んでいきそうな物はなんらかの処置が必要だなと思っています。

 この記事を呼んでいて、今年の冬場の大雪のことを思い出しました。以前このブログにも書きましたが、我が家の屋根に降り積もった雪が凍結し、その後一気に落下。

 ちょうどその下に隣家の車が停めてあったため屋根に直撃。雨ならぶつからない距離ですが、屋根を滑り落ちたため、放物線を描いて落下したようです。

 車の屋根は全面に渡ってへこんでしまい、修理をすると(屋根の交換が必要)30から40万かかることが分かり、お隣のご主人と話し合い。

 意図的に起こしたものではありませんが、やはり少しでも除雪をしておくべきだったかという反省もあり、結局修理するしないはお隣の判断に任せることにして、半額近い額を渡して話し合いはまとまりましたが、やはりお金のことが絡むと面倒です。

 今回の台風でも、場合によっては加害者側になったり被害者側になったりする可能性があるわけですが、強風だと屋根瓦が飛ぶということも考えられ、こうなるとちょっと個人的には事前に対応するのは不可能だなと思えます。

 しかし万が一加害者側になれば相当大きな被害を与えることは間違いないわけで、火災保険等の規約も見直しつつ、それなりの心積もりをしないといけないなと思っています。

 ただ心積もりをすると言っても出来ることは限られていますので、台風が来ないか途中で衰えることを願っていますが、沖縄ではすでに、ここ50年で経験したことのない台風だといわれていますから、今回の台風に限らず、今後関東にも信じられないような被害をもたらす台風が来ないとも限りません。

 最優先されるのは人命だとは思っていますが、何かが起きれば人と人との交渉もあり、結構ストレスも大きくなります。

 一方、前述の大雪による被害からの教訓はもう一つ。それは普段から挨拶だけでもきちんとしておかないと、こういったときのコミュニケーションがギクシャクしてしまうということです。

 個人的には苦手な分野なので困っていますが、地域の人たちとの日常的な挨拶は、シニアにとって健康の次に大事なことであるような気がします。
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