61歳を越すと掛け金高騰、必要性は?

保険金掛け金の見直しで消費増税分を吸収(2013.10.3)
 

 前回の内容で、消費増税や今後の物価高に備えて、どこを削るかと言うことをまとめましたが、そういった生活費だけでなく、任意の医療保険の見直しも行う必要があるなと思っています。

 というのも今私が加入している医療保険は、在職時から契約している1年ごとの掛け捨ての共済で、これが61歳を越えると金額が大きく変更になるからです。

 そもそもこの保険を選択した理由は、年ごとの契約でいつでも違う保険を選択できる自由があるということと、貯蓄性のない掛け捨て型ですから、掛け金が安いというメリットがありました。

 在職中の戦略?として、こういった保険費用は抑えて、その浮いた分を貯蓄し、ある程度まとまった金額になったら住宅ローンの繰上返済に回してきました。

 その結果早期退職をした57歳時点で、当初3000万以上あったローンの残債が300万程度に減っていて、それなら退職金の一部で完済できるなと思ったのも、早期退職決断の条件でした。

 で、この共済の保険金額ですが、在職時の家族3人をすべて含めて月1万円弱で組んでいました。年間で10万ぐらい。その中の6〜7万は私への保険。3万程度が妻、残りを息子という配分だったと記憶しています。

 ちなみに毎年10万を20年ぐらい払った事になりますので、総額200万と言うことになります。

 しかし幸か不幸か息子が骨折したり、このブログのきっかけになった妻の長期入院費用も、この保険があったため大きな負担にならず、総額200万の内、150万ぐらいは還元された計算になっています。

 で問題は来年以降です。今現在私と息子の二入暮らしで、今年は少し保険料を減らし、年間で45000円ぐらいを払っています。

 この内私の生命保険料の掛け金が12000円(補償額400万)で、入院等の掛け金が26000円ぐらい(入院1日4000円、がんの場合は倍額、その他一時金)という契約です。

 ところがこれと同等の補償を来年も継続すると、来年私が61歳になるため、掛け金は一気に上昇します。生命共済は45000円、医療共済は72000円ぐらいという大きな金額です。

 さてそうゆう契約金になると分かって、改めて例えば生命共済の400万円補償は必要かどうかということが気になります。

 確かに万が一のことがあれば、葬儀費用等がかかり、その後の息子の生活に大きな負担が生じるのかもしれませんが、いわゆる生活費としては、今現在そこそこ貯蓄がありますし家のローンも払い終えていますので、大きな負担がのしかかると言うことはないはずです。

 また医療共済の26000円も補償額を減らし掛け金を減額するか、場合によっては解約もあるかなと思っています。

 そうなると長期入院等が心配になるわけですが、高額療養費制度があり、2014年以降は負担の上限が、我が家の収入水準なら57600円程度になりそうです。(つまり1日2000で月60000円程度の保険金が下りれば、何とかなると言うことです)

 万が一、毎月6万払って1年間入院しても72万。その間私の分の生活費は浮きますから(息子への生活負担は増しますが)、無理に保険に入らなくてもという気がしています。

 そう考えてすべての共済をやめてしまうと年間45000円(息子の分は大学で保険に入りました)が浮くので、年間の家計費150万に対する消費増税分3%(約4.5万)が、このお金で吸収できることになります。これでいいのかどうか?半年ぐらいかけて、ゆっくり考えてみようと思っています。
 
  
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