独立系投資信託の積み立て成果

GPIFで巨額の損失が発生(2015.11.29) 

 「言わんこっちゃない」といううニュースが出ましたね。我々が汗水たらして働いて稼いだお金の一部を運用していると思われる「年金積立金管理運用行政法人」(GPIF)の7〜9月期の運用状況です。

 収益率はマイナス5.59%だそうで、2008年以降最悪だそうです。この時期の収益額はマイナス7兆8899億円だそうです。日本の税収50兆円と比べても、いかに大きいかということがよくわかります。

 マイナスになった原因は、8月以降の中国経済の問題が大きいといえますが、それを理由とするのは、運用のプロとしてあまりにお粗末。これを理由にするなら、運用担当者は素人ですといっているようなもんだと思います。

 プロなら「危ない」と思ったらすぐに損切り。底になったと思ったところで買いを入れているような気もします。まあ10月以降はそこそこ上海市場も回復してますから、もしかすると今はそういった損失もカバーできているのかもしれません。

 しかし140兆円の年金資産を元手にして、その一部を株式で運用して8兆円近い損失を出したという現実は、民間の投資信託運用者なら投資家から激しく非難されるかもしれません。

 ところが、ニュースを読んでいると、損失が発生しました。その原因は中国等の外部環境です。今後は回復すると思われます。というコメントで終了。

 もし今後も回復しなかったら、いったい誰がどのような形で責任を取り、どうやって損失を補てんするのかということが気になります。

 運用担当者は、自分の給料が損失額と比例するようなシステムで運用を行わないといけない、というようなルール作りをしないた、今後も損失が発生しました。すいませんでした。で年金元本がどんどん減っていくような気もします。

 さて年金への恨みつらみを書きましたが、話の流れは自助努力として、独立系投信が私には向いているという話をしています。

 では独立系投信とは、具体的にどんな投信なのか。そもそものはじまりは「さわかみ投信」だったのかなと思います。私も一時期利用していて、そこそこ利益を得ることができましたが、今は解約しています。

 その後、私は「セゾン投信」に移行しましたが、その積み立ては今も続いています。それ以外には「ひふみ投信」というのが、かなり有名です。

 しかしそれ以外の「結2101」や「コモンズ30」といった投信は、残念ながら運用額がまだ小規模のようです。その意味では、独立系投信を選ぶなら、「さわかみ」「セゾン」「ひふみ投信」の三つのどれかを主軸にすればいいのかなと思っています。

 ちなみにセゾンは国内企業に投資する「資産形成の達人ファンド」と世界を対象にする「バンガード・グローバルバランスファンド」の二種類があり、私は毎月、資産形成の方を1万円、グローバルのほうを5万円ずつ購入しています。現在元金が110万円ぐらいで10数万の利益が出ています。

 今後ですが、この額をもう少し増やすか、若しくは他の投信の積み立てを行うかで迷っていて、昨晩「結2101」と「ひふみ投信」について、ネットから資料請求を行いました。

 ただ両者とも対象は国内企業なので、海外への比率をもっと高めて、セゾンのグローバルの積立金額をもう少し増額しようかとも考えていて、兼ね合いが難しいです


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