息子の世代の老後が心配

先が見えないので、息子のために長期積立が必要?(2016.8.16) 

 連日のオリンピック中継で、若干寝不足を感じている方もいると思います。しかし日本選手が活躍している姿はやはり見てみたい。例えメダルに手が届かなくても「よくがんばった」とテレビの前でつぶやいています。

 というわけで、まあ世間の関心はオリンピックとSMAP解散の話題が多いですね。ポケモンgoで変な場所に迷い込んだ、というようなニュースもほとんど聞かなくなりました。

 ただやっている人はいるみたいで、先日の早朝ウォーキングの際、まあ我が家の周りは早朝だとほとんど車が通らないので問題なさそうですが、50mぐらい進んでは妙な場所に停車する車があり、空き巣狙いかと最初は思いましたが、運転席をチラッと見て納得。

 しかし予想外のところで急にウインカーも出さずに停まったりしますので、やはり危険だなと感じました。後ろから自転車が走っていたら追突しそうです。

 「そうまでしてやりたいものなのか」というシニアの身勝手で皮肉な言い草はともかく、早朝でもウォーキングを楽しんでいるシニアは大勢いますから、やはりやめてもらいたいなと思います。

 そんな中、今日あたりがお盆休みの最後で海外から帰ってくる人も多数いると思われます。今回は一時期より為替が円高に振れているので、少しお得な旅行ができたのではと思っています。

 一方、15日の毎日新聞朝刊ですが、「揺らぐアベノミクス」という見出しが出ていて、サブタイトルが「大企業 円高で低迷 中小の廃業 高水準」。

 内容を読むと、100円ちょっとの水準が長引くと企業の利益が減ってしまい、景気の回復は難しいということのようです。当然そういったしわ寄せは中小零細企業にも向かっているわけですが、安倍総理が主張するように、確かに倒産は減っているようです。

 ところが、この記事で初めて知りましたが、いわゆる廃業(多少の余裕が残っているうちに事業継続を断念する)は増加傾向だそうです。

 後継者不足ということもあるようですが、多少余力のあるうちに仕事をやめて、あとは国民年金と貯金でしのがざるを得ないという人が増えているということだと思います。

 まあそういった企業そのものが必要なくなりつつある、という考え方も出来るのかもしれませんが、そんな状態で景気回復を叫んでも、どうも先行きは暗いなと思わざるを得ません。

 しかし景気が失速すれば税金収入は増えず、一方で社会保障費は今後も年々増加するそうですから、「いったいどうするつもりなんだ?」とうことを、もう少しマスコミが政治に問いかけるべきだと思いますが、どうも目先の話題ばかりに飛びついてるような気もします。

 じわりじわりと締め付けが厳しくなっているのに、大多数の人はそれに気づかず、もしくは気づかないふりをして、表面上は平静を装って生活しているのが今の日本でしょうか。

 その意味では成長拡大消費戦略ではなく、ものを大事に扱い、わずかなお金で暮らしを楽しむというような発想の転換が必要だなと思う時もありますが、全員がそう考えるかと言うとそれもまた難しそうです。

 それでも私の年代は逃げ切り世代のようですから、何とかなりそうですが、問題は息子の世代ですね。最近少し、自分が生活していくための将来計画だけでなく、息子に残せる遺産?が生まれる余裕があるかどうかを考えるようになっています。

 息子の立場に立てば、これからまだ人生は60年ぐらいあるわけで、前半30年間ぐらいというか、私が生きている間少しずつ息子名義で積み立てをするという発想も必要なのかなという気がしてきました。


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