年収の1〜2割を貯蓄できるなら
老後は安泰

2017.5.18 

 朝方は少しだけ太陽が顔を出して暖かくなるのかなと思ったのですが、結局いつもの曇り空です。それでも過ごしやすい気温で、いつもの通り河川敷ウォーキングを楽しんできました。

 昼は、余っていたご飯に冷凍庫に保管してあった味の素の「中華丼」が残っていたので、これを食べました。まあそこそこおいしいです。価格的には100〜150円ぐらいですから、安い昼食です。

 その後買物。今日は息子がバイト先で夕食を食べて帰るという事で、私は孤食。これが毎日毎食続くと寂しい気持ちになるかなという気もしますが、たまに一人で食べる機会があると、おかずに気を使う必要がないので精神的に楽です。

 というわけで、今日は自炊をサボってスーパーに行って寿司を買ってきました。昼を倹約したので、夜は少しだけ贅沢?にという考えです。

 ついでに味噌汁用のアサリを購入。アサリは潮干狩りがニュースになっているように、今が旬です。バター焼きや酒蒸しでもいいのですが、アルコールが欲しくなります。

 先日息子から、「お父さんは年金暮らしなのに、うちにはどうして貯金があって、それほど不自由ない暮らしが出来ているのか?」という素朴な質問がありました。

 実際現状では全く働かずに年金だけで生活していますが、時には旅行に行ったりして、それほど不自由な生活だとは思っていません。

 息子にしてみれば、大学の学費もすべて払ってもらい、日常生活でもそれほど不自由がないので、不思議に思ったのかもしれません。

 私自身学生時代に父親を失い、このままでは一家の家計が危機を迎えるという、かなり緊迫した状況になり、かなり必死になって教職の勉強をして無事合格。それ以降は、さしたる不祥事もなく、先ずは順当な生活だったと思っています。

 そうやって改めて振り返ってみると、もし父親が存命だったら、あれほど真剣に勉強はせずに、結構ぐうたらな就職活動を行っていたのではという気もします。

 また就職後も、将来を考えると貯金は必要だなとなんとなく思い、最初は手取り10万円ぐらいでしたが、自宅からの通勤で、更にさしたる出費もなかったので、割と順調に貯蓄ができました。

 まあ時にはパチンコや飲み会で散財したりしましたが、その額はのめりこまなければたかが知れています。唯一大きな出費だったのは車と楽器でしょうか。

 しかし車はだいたい中古車で充分と考え、50〜100万前後の車を購入してのりつぶしました。楽器については、ギターやフルートを買いましたが、いずれも1回のボーナスで買える範囲です。

 というわけで、家にはお金がないから浪費は出来ないぞという気持ちが常にあったため、羽目を外して消費という事もなく、割と順調に100万とか300万が数年でたまったようなきがします。

 ただ1000万に届くころになってからは、結婚、家の建築という事があり、この頃ため込んだ貯蓄は一気に減少。万が一のためにと思って100万程度を残して、ほとんど手持ちの現金がなくなり、ちょっと辛いなと感じた時期もありました。

 しかしタイミングよく、給料も若干上がり、ローンの負担も減少。さらにちびちびと貯金をして、ある程度まとまったところでローンの繰り上げ返済を行い、返済額を圧縮。

 それによってさらに貯金ができる余裕も生まれ、50歳前後には、これなら退職前に完済できそうだという見通しがついていました。

 振り返ってみると、結局浪費を嫌い、お金を効率よく消費することに気を使い、財形や積み立て投資信託で天引きをしていたのが良かったなと思えます。

 普通のサラリーマンの生涯賃金は1.5〜2.5億円ぐらいでしょうか。このうち10%を貯蓄できたとすれば1500〜2500万がたまります。ただこれでは家は買えません。

 20%なら3000〜5000万の貯蓄となり、家が買える額になります。だとすればそこから逆算して、年収の1〜2割を常に貯蓄するという事を繰り返せば、それなりの老後を迎えることができるという事になりそうです。


表紙に戻る 投資一般(2015) 分配型投資信託