海外では思ってもみない事故に遭遇?

万が一のことを考えた覚え書き(2013.11.7)

 これまでハワイとバンコク旅行でこの20年ぐらいの間に通算30回ぐらい海外旅行をしていると思いますが、今回の旅行で初めて息子に、「もし万が一の事があったら」という伝言をワープロで書いて渡しました。

 別に不安や不吉な予感があった訳でもないのですが、動き回れば動き回るほど、見知らぬ土地では思っても見ない事故にあう確率はわずかながら増えるのではと思っています。

 今回のバンコク旅行では、市街の有名な公園で勝手に繁殖している体長1m前後の大きなトカゲを見に行き、ついでに木陰で読書をしていたのですが、そのとき公園の片隅でなんらかの集会が行われていました。

 タイ語の集会なので、内容はさっぱり分かりませんでしたが、演説している人はかなり興奮しているようで、言葉に怒りが感じられました。

 帰国後ニュースを見たら、タクシン元首相の恩赦に関係する抗議集会だったようで、デモ等に巻きこまれる危険性があったなと再認識しました。

 また以前遊びに行ったことがあるパタヤビーチで観光船が沈没。6名の方が亡くなりました。(日本人ではなかったようです)この観光船は私も乗った頃があり、明らかに定員オーバーで航行していたので不安だなと感じていました。日本ではあり得ないと思われますが、事故原因は何と船長の薬物使用と飲酒でした。

 というわけで日常生活を離れてひとときの安息を得るとか、まったく新しい体験をする、と言うのが旅行の醍醐味ですが、日本の自宅近辺で生活するのとは、航空機事故も含めて、危険性の点で遥かにリスクが大きくなることは間違いないようです。

 まあそういった事も少しずつ分かってきたので、これまでは旅行に出かけるときは財産目録と保険関係の連絡先一覧表は渡してあったのですが、今回はそれに万が一の事があった場合というのを付け加えました。

 内容は何らかの事故に遭った場合を想定して

・ 意識が無い場合の延命治療
・ 命に関係したときの葬儀の内容
・ 葬儀以前の手続
・ 葬儀後の保険関係の連絡
・ 現在の資産の概要
・ 私が現在加入しているネット関係の団体(独自ドメイン等)
・ ホームページ、ブログ等の扱い

について、今回は簡単にまとめました。もしかしたら、こういった覚え書きを少しずつ充実させることによって、日本にいても突然交通事故等で万が一の事があった場合に対処できるかもしれないなと考えています。

 その意味では、これが今後一種の遺言状みたいなものになるのかなとも思っています。これまでは、生きているときにその後の事を予想して書くのは至難の技であり、何か不吉な事を予想するような意味合いも感じていましたので避けていましたが、年齢と共にこういった伝言の重要度が増して来たように感じています。


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