金があるから偉いわけではありません

バンコクではお金の価値が高いなと感じます(2015.10.12)

 バンコク5日目の夕方5時です。5泊6日と、通常のバンコクツアーよりも1〜2日長い日程の旅行ですが、まああっという間です。バンコクと同様に好きなハワイ旅行では10日〜15日前後の滞在が多いのですが、10日を越すと本当にがっちり滞在したなという気持ちになれます。

 しかし今回のように5泊6日だと、結局前後1日は移動に費やされますので、間にある1日自由になる日は4日間しかありません。このぐらいだと、あれをしようこれをしようと思っていると、あっという間に過ぎていきます。
 
 しかも他のブログにも書きましたが、ようやく時差ボケが修正されて、生活のリズムが整い始めたころに帰国となりますから、なんとももったいない気がします。

 今日は午前中近くのスーパーへお土産を買いに行ってきました。今回はレトルトのタイカレーと超スパイシーなインスタントラーメンの購入が目的です。

 他にスナック類やチップス類も購入して、全部で600Bぐらい。日本円で2000円程度ですが、かなりの量になりました。物価が安いと、こういった面でも、なんとなくお得感を得られます。

 その後和食の店で野菜炒めの昼を食べ、ホテルに戻り若干昼寝。さらにホテル近くのスイーツカフェでコーヒーでもと思ったのですが、ショーケースに入っているケーキを見ていたら、滅多にないことですが無性に食べたくなって、チョコレートケーキを注文。

 「1個だけか」と聞かれ、「そうです」と答えてテーブルで待っていたら、持ってきてくれたケーキの大きさが日本の3倍ぐらいありそうでびっくり。内心、これを2個も食う人がいるのか?とちょっと不思議でした。

 「こんなにでかいものを食べるのか」と思いつつ食べてみると「実にうまい!」。こういったものは数年に1回食べるか食べないかですが、あっという間に半分ぐらい消費。

 しかし食べても食べても減らない。一方「こんなでかいケーキはいったいいくらするんだろう?」と、特に値段を確認していなかったので、だんだんと不安になってきました。

 結局5分の1ぐらいを残して終了。会計をしてみると、135B。すなわち日本円で450円ぐらい?日本人の感覚からするとまあ普通?しかしたぶん地元の人にとっては、かなり高級スイーツだったのではないかと思われます。

 「これで夕食が食べられるだろうか?」と不安になりつつホテルに帰ってきて、念のため胃薬まで飲んでしまいました。

 というわけで、宿泊費、お土産代、交通費、飲食費等々、同じ金額で日本の2〜3倍程度の楽しさを味わえるというのが、バンコク旅行の魅力の一つだなとあらためて感じます。

 その意味では、人間のさまざまな欲望(食欲、金銭欲、性欲、自己顕示欲等)が、日本以上に満たされる環境があり、それがまたバンコクに来る動機になっているんだとあらためて気づかされます。

 ただしこれを満たすことばかり考えていると、言葉遣いが乱暴になり、傲慢不遜な態度になり、はたから見ると実に下品に見えるだろうなと思っています。(飲み屋街をグループで歩いている日本人に時折そういった雰囲気を感じます)

 頃合いが難しいなと思いますが、要するに、高級車に乗っていると自分が偉くなったように感じる心理と同じだと思うのですが、それをいいことに、高速道路の追い越し車線を我が物顔で吹っ飛ばすような運転は、品性が疑われるということです。


表紙に戻る 趣味(バンコク旅行) パタヤの中国人観光客