少子高齢化が押し寄せています

参議院選挙は自公大勝、コンビニで見える高齢者の動き(2016.7.11)

 おはようございます。自公大勝の月曜日となりました。個人的には好ましくない状態だなと感じますが、まあ選挙の結果ですから受け入れざるを得ません。

 これじゃあ不満だから、署名を集めて、もう一度選挙をしてもらいたい、みたいなイギリスのような事態は、この日本では起こらないと思いますので、多くの人は淡々と事実を受け入れて日常生活に励むという事になりそうです。

 投票率そのものも55%前後ですから、なんとも情けない選挙です。「どうせ投票しても何も変わらない」「たかが1票だ」というあきらめの声と、「政治は自分の生活からは遠いところにある」という意識が、投票率の低下につながっているように思います。

 私は午前中に投票、息子は午後に友人と一緒に投票をしたようです。今回は18歳以上で選挙権ということで、私が投票所に行ったときも、親子連れで投票に来ている方も見受けられました。

 逆に高齢で車いすを使って投票という方もいましたが、足腰が弱っている80歳以上の高齢者の方の姿はあまり見られませんでした。

 我が家の母親もそうですが、たぶん投票には行っていないと思います。今さら体力を使って投票所まで行くのはしんどいというのと、政治の動きそのものが分からない、若しくは日々の生活を維持することに精一杯でそこまで余裕がないという事のなのかもしれません。

 投票に行くなら車で送るよと行っていますが、「誰がいいか分からないから行くのは面倒」と言われてしまうと返す言葉がありません。

 話変わって、息子は自分の小遣いを稼ぐために某コンビニでこの春からアルバイトをしています。夕食時に時々仕事の様子をポツリポツリと話をしたりしているのですが、私はコンビニをほとんど利用しないので結構面白いです。

 「クレーマーはいるか?」と聞いたら、先日「店員の挨拶の声が小さい」というクレームが店長にあったようで、なんと電話で1時間話をしていたという事です。

 「万引きはどうだ?」と聞くと、店の場所が良いのか、客層が限られているのか、気が付かないのか、「分からない」という返事です。

 また私がイメージしている、1日フルタイムで働く店員さんというのはほぼ皆無で、様々な人が入れ代わり立ち代わり曜日と時間を決めて業務にあたっているようです。

 つまり1店舗の店長を除いた従業員さんは、いつも店内にいる人数は数名であっても、実際にその店で働いている人は20人ぐらいいるということです。「なるほどこれがパート労働の実態か」と納得です。

 ちなみにこれは驚いたのですが、すぐ近くに大型スーパーがあるのですが、客層で多いのは高齢者だそうです。明らかにコンビニの値段の方が高いと思われるのに、年金生活をしていると思われる高齢者がコンビニを利用するのはなぜか?

 これは私の想像ですが、今のスーパーはカートがあるとはいえ、高齢者には広すぎるのではないかという気がします。コンビニの場合、必要最低限のものが、コンパクトにまとめておかれているので、購入が便利(まさにコンビニエンス)なんだと思います。

 そう思って今度はスーパーを見ると、私よりも高齢の男性が、メモを見たり、電話をかけたりしながら買い物をしている姿が、一時期より増えました。これも足腰が弱った奥さんの代わりの買物かなと思っています。

 というわけで、今後、この兆候はますます顕著になると思われます。そういった弱者に光が当たるかどうかですが、経済優先政権では、ちょっと厳しいだろうなという気がします。 


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