入管法の成立を急ぐ理由は?

2018.12.6

 今日はなぜか早朝6時に目が覚めてしまいました。「こりゃ寝不足だぞ」と思ってしばらく目をつぶっていたのですが、眠れる様子もなかったので思い切って起床。

 いつものようにストレッチと片足立ちを行い、階下に降りると結構寒い!エアコンの暖房を入れて、部屋が温まるまでの間に洗顔と着替え。

 つい2日前までバンコクにいて、朝からTシャツで過ごしていたことを思うと環境が激変。毎回思うことですが、朝はバンコクのホテルにいたのに、夕方には寒い東京にいるという現実が本当に不思議に感じられます。

 朝食はパン。おかずは昨日スーパーで買ったポテトサラダ。食後にリンゴを1個食べ息子の出勤を見送りましたが、外は雨で薄ら寒い。

 車で送ろうかと伝えましたが、息子は先日購入した雨合羽を来て、自転車で出勤です。それを見届けて新聞を熟読。ちなみに今回の旅行中、新聞は止めずにそのまま保管。

 少しずつ読み進めていますが、ここ1週間の間で興味を引いた記事は、やはり入管法関連でしょうか。今日もヤフーのニュースでは、外国人技能実習生がここ3年で69人亡くなっていたという記事が出ていますが、この数字はかなり大きいような気もします。

 この関連ニュースを読んでいると、劣悪な労働環境とか労働条件という語句が頻繁に出てきて、結局日本人がやりたがらない分野で人手が足りない部分をこういった実習生に押し付けるという実態があるんだろうなと感じます。

 ただこういった人たちがいないと企業側も工場が動かないという現実に直面し、それが圧力となって政府を動かしているのかなと思われます。

 とはいうものの、そういった実態は数年前から囁かれていたわけで、「求人倍率が下がっているから日本経済は好調」なんて得意げに言わずに、その頃から対策を講じておくべきだったのではという気もします。

 最近になって突然すぐにでも法案を整備しないといけないという論調に変わり、国会での採決を無理やり行おうとしているようにも思えます。

 どうして急に姿勢が変わったのか?もしくは姿勢が変わったように見えるのか、という背景がいまいちよく見えないので、野党が言う拙速な審議という言葉にも頷ける気がします。

 しかしだからと言って議長不信任案とか、本来の議論とは異なる部分で頑張るのもどうなのかなという気もします。法案に不備があるなら、その不備を分かりやすく指摘して議論を戦わせるのが国会の責務だと思うのですが、そういった議論はあまりなされていないような気もします。

 ちなみに今回のバンコク旅行中、たまたま前半宿泊したホテルに日本語放送が配信されていなかったこともあり、ニュースというとCNNやBBCといった番組を見ていました。

 そこで話題になっていたのは、当然ながら日本とは全くかけ離れたアメリカやヨーロッパの国々の話題で、日本という国の存在はほとんど感じられませんでした。

 つまり世界的視野に立つと、日本の入管法審議と言うのは実に取るに足らない話題だと言うことになりそうです。日本や世界にとって本当に急いで話し合わないといけないことは何なのか?

 話題の焦点が、常に少しずれているような気もします。



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政治経済(2016〜)


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