仕事が適度な運動

仕事を辞めると体力が急に落ちる?(2016.6.20)

 4月から本格的な年金生活に入り、午前中は自宅でブログの更新。昼を食べて買い物。午後は自由時間と勝手に考えて、昼寝、ウォーキング、家庭菜園、ホームページの修正、フルートの練習を行い、夕方からは食事の準備。

 ちょっとアルコールを飲んで、夜はメールの返信や、ユーチューブで音楽を聞いたり、本を読んだり、NHKで録画した囲碁将棋番組を見たりしていると、早くも寝る時間。

 まあとにかく1日が過ぎるのが早いなあと思っていますが、暇を持て余すよりは充実した生活だろうと思っていました。

 ところが、ここに来て体力低下を強く意識するようになりました。実は5月のバンコク旅行から帰国後、軽い風邪を2回連続でひき、軽いと思っていたら、2回目をどうやらこじらせてしまったようで、咳が止まらない状態に。

 当初は自分の免疫力を信じて自力でなおそうと思っていたのですが、あまりの咳の辛さにいつもの診療所へ。医師の判断は「軽い気管支炎ですね」ということで、咳止めと抗生物質を飲むように言われました。

 言われるままに抗生物質を飲んで、今日が5日目でようやく咳が咳払い程度になりました。それを良いことに、久しぶりにウォーキングをしたり、昨日は頑張って銀座の山野楽器までフルートの楽譜を漁りに行ったのですが、いやあ疲れます。

 駅のホームで待っている時や、電車に乗ってから「座りたいな」と切実に感じるようになっている自分を発見して愕然。私は教員という仕事でしたから、数時間立ち続けることは当たり前でした。

 そう思って以前は電車に乗っても1時間程度ならほとんど座ることなく、立ったまま本を読んだりしていました。しかしどうやら予想以上に体力が落ちているようです。

 今日は早朝から、返却する家庭菜園の除草を行っていたのですが、座ったままでカマを使って雑草を切ったり抜いたりしているのは良いのですが、抜いた雑草を持って立ち上がろうとしたら、自力で立ち上がるのに相当な努力が必要でびっくり。

 まさに何かにつかまって「よっこいしょ」と立ち上がらないといけない状態にもうすぐなりそう。というわけで、原因を振り返ってみると、たとえ非常勤講師とはいえ、週に何時間か立ち仕事をしている状態と、今の生活ぶりとの落差が大きい、という事に今さらながら気が付きました。

 というわけで、年金暮らしの場合は、ウォーキング以外により一層動き回るとか、何らかのスポーツを少しでもやるとか、相当体力維持を意識しないといけないようです。

 仕事をするというのは、それだけで体力や神経を使うものであり、過度のストレスさえなければ、適度な運動にもなっているという事だと思います。

 仕事を辞めて急に老け込んだ、なんていう話を聞いたこともありますが、案外こういった運動不足も影響しているのではと思えます。

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