医療崩壊のタイムリミット

2017.2.3

 仕事がなければ1日すべてが自由時間となり暇を持て余すのではと当初考えていましたが、こういったブログを書いていることもあり、意外に自由時間が少ないです。

 またブログを書いていないし食事もしていないで、なおかつすべきことがない時間帯も1日に5〜6時間ある気もするのですが、全く何も用事がない日は滅多にありません。

 私の場合は週に2回リハビリを兼ねたストレッチ体操を行うために病院に行っていますので、往復3時間ぐらいが消費されます。これ以外に必ず必要なものが買い物。

 食事の準備が主な理由ですが、数日間買いだめをするというのが苦手なため、その日若しくは翌日のメニューを考えて、ほとんど毎日出かけています。

 これが片道10〜15分ぐらいで往復30分。スーパーにいる時間は30分から1時間だと思いますが、ついでに本屋さんや図書館に寄ったりするので、結局2時間ぐらい消費することが多いです。

 それ以外に、預貯金の管理や郵便物の送付、実家の母親の様子を見に行ったりしていると、結局何も用事がない日はほとんどありません。そこへもってきて、実は昨日は母親の病院の送迎に行ったためブログの更新ができませんでした。

 これが通常の診療所への送迎なら往復2〜3時間見ておけばいいのですが(片道20分ぐらいです)昨日は、先日雨戸を閉めようとして思いっきり閉めたら胸が痛くなって眠れなくなったという訴えがあり、これを見てもらいに少し大きな病院い行ってきました。

 すでに1回いつものかかりつけの診療所に行き、肋骨の軽い骨折だろうという診断が下っているのですが、やはり胸の痛みなので心臓等が心配なのか、別の大きな病院でレントゲンを撮りたいと言い出しました。

 しかしその病院は、このあたりでは割と名の知れた有名な病院で、突然行ってもすぐには診てもらえない病院です。というわけで、昨日は朝8時半前に病院に行き診察を予約。
 
 その時点で診察は昼頃になると言われました。予約患者で午前中は埋まっていると言います。病院は家から近いので一度帰ってもいいかなと思いましたが、母親は胸が痛いのであまり動きたくなさそう。

 結局病院のソファーでひたすら待機。しかし待っている間にちょっとレントゲンを撮ってくれればいいのになあと思っていたのですが、診察しないとダメみたいですね。

 というわけでじっと人の流れをみていて、呼ばれるのを今か今かと待っていましたが、結局名前を呼ばれたのが11時半ごろ。3時間待ちでした。

 診察室に入って約10分。今度はレントゲンを撮るという事で移動。胸が痛いと訴えているのに、あちこち行けというのも酷だなとおもいつつ、しょうがないです。

 しかしレントゲンの検査場所まで50m。その場でまたしても10分ほど待機。ようやく撮影が終わって再び診察場所まで戻って待機。30分待って診察。

 話は10分ぐらい。予想通り亀裂骨折という事で痛み止めを飲んで治るのを我慢するしかないということです。やっぱりなと思いましたが、母親は、心臓等の病気ではなかったことでほっとしたのだと思います。

 それはいいのですが、今度は調剤薬局まで行かなくてはいけません。車に乗り近くの調剤薬局まで行き、これは私が薬をもらってきましたが、ここでもやはり15分ほど待機。

 簡単な説明を受けてようやくありがたく薬を頂き車に戻り、母親を実家まで送って終了。時計を見たらすでに2時半。患者も大変ですが医師にも同情しました。

 しかし、今はまだ20代から50代の医師も含めた医療職員が多数いますが、今後この数はどうなるのか?一方で高齢者はどんどん増え続けるわけで、朝8時半に病院に行って帰りは夕方という時代がもうそこまで来ているような気がします。

 病院側としても予約制度を取り入れて待たさないように努力している様子は見られましたが、今回のように飛び込みではそういった予約も難しいので、今後突然のケガ、病気は救急車を呼ぶなり、かかりつけの診療所で紹介状を書いてもらい大学病院に行った方が良いなと思いました。

 老々医療が目前まで来ていて、あと10年もすると医療崩壊が現実の話になるような気がします。そんな中で高齢者となる私はどうなるのか?考えさせられます。 

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