認知症防止は、一言二言の日常会話で

2017.2.27

 今日は午前中大学病院に行き、クモ膜下出血の手術をしてくれた先生に会ってきました。別段どこかの具合が悪くなったという事ではなく、いくつか今後のことについて質問があったからです。

 具体的には一番聞きたかったことが、手術後に飛行機に乗れるかというもの。もちろん物理的に乗るのは簡単ですが、問題は上空に舞い上がるまでの急激な気圧低下や、上空で巡行を始めたときの気圧低下の持続が手術後に悪影響を及ぼさないかという事です。

 もし主治医が、「あまりお勧めできません」という返答をしたら、もうしばらく試行機による旅行はがまんするつもりでした。ドキドキしながら聞いてみると、普段でも気圧の変動はありますのでそこまで心配することはないというものでした。

 まあこのことを聞かずに不安を覚えながら飛行機に乗るより、聞いて安心して乗ったほうが良いだろうと判断したわけですが、答えを聞くまではドキドキもんでした。

 ついでにお守り代わりに(とは先生に言っていませんが)英語の診断書をもらう事にしました。万が一似たようなことが起きて、旅行先の医者がどんな手術履歴があるのかを知りたいと思ったとき、すぐに提出できるようにしたいという事です。

 ちなみに行先は大好きなハワイ。日程は5月の中旬から約1週間。これまではもっと長い日程が多かったのですが、自分の体調と実家の母親の体調を考えて、あまり長い日程は組めないなと思っています。

 しかし旅行に行けると分かったので、生活にも目的やハリが出ますね。もし「飛行機はやめたほうがいいです」と言われれば、車で国内をドライブしようかなと思っていました。要するに何か日常生活以外で目新しい目標がないと、生活がときめかないということです。

 これは私の場合旅行ですが、人それぞれ自分の趣味や興味に従ってやりたいことをやればいいわけです。私の場合、最近週2回リハビリを兼ねたストレッチをするために、かつて入院した病院に通っています。

 病院の一角に筋トレのマシンやマットが置いてあり、そこには常時数名のトレーナーがいます。通っているのは全く問題のない健康な人が体力増強や肥満解消?を目指している場合と、私のように体の一部の機能に支障があって、それを克服すべく通っている人がいます。

 でここでトレーニングというかいろいろな運動をしていると、何かの機会にトレーナーと雑談をすることがあり、これが意外に一人者の会話不足を補ってくれているなと思います。

 つまり何かをやるという事は、それが他人との会話に繋がる場合も多く、それが認知症等の防止に役立つなという感触です。

 64歳になって、ますます認知症になる確率が高まったなと思っていますが、それを避けるには日ごろから頭や体を使うしかなさそうです。

 使っていれば、病的なもの以外機能が衰退することはないというのが現代の考え方だと思います。従って健康に気を配り、一言でも二言でも他人と話をすることが大事だと思います。

 ちなみにスーパーのレジでは、会計が終わった後、私は必ず「どうも」とか「ありがとう」とかを付け加えています。そういう行動をとる人はあまりいないようですが、レジの人が「ありがとうございました」と言っているのに、何も言わず無言でその場を去るのは嫌だなという発想です。

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