これまでより家計費が減少

消費増税後一ヶ月が経過、節約生活の結果と景気回復(2014.5.1)
 

 今日から5月。ゴールデンウイークも後半突入でしょうか。そんな中ピーチ航空が異常降下とか、JALが乱気流でキャビンアテンダントが腰を骨折といったニュースが流れています。

 韓国の客船沈没事故は、犠牲になった人の多くが高校生で、仕事柄ず〜っと関心を持ってみていますが、どうにもこうにもやりきれない思いです。

 マスコミは、救助作業の不手際と朴大統領の政治的な側面を強調して、韓国は遅れている国なんだということを、国民に植え付けようとしている報道が目立つように思います。

 歴史的な摩擦や領土問題はあるものの、隣国の惨事ですから、そういったことはひとまず脇において、もう少し協力的かつ温かい目で犠牲者を見つめる視点が必要だなと感じています。

 さて5月に入り、ちょっとわくわくしながら4月分の家計簿の整理を先ほど終了。先日書きましたが、今月は消費増税を意識して、かなり節約に励みました。

 結果的に昨年度の一ヶ月平均支出に比べると、今月は外食、アルコール代を含んだ食費が47700円から39700円に大幅減少。アルコール代は変化がありませんが、外食代が減り、さらに食材費も減少。

 メニューを振り返ってみると、刺身類が減り干物類が増加。肉は牛肉が減り、鳥やひき肉の使用頻度が高まっているように思います。夕食時のサラダ類は、レタスやアスパラは自家製。夏が近づいたらキューリやトマトも出来る予定です。

 早期退職直後は、刺身盛り合わせ780円なんていうのを平気で買っていましたが、ここのところ398円と言う値段を見ただけで、買おうと思った手が引っ込みます。

 牛肉も一時期は節約のためにオージービーフを多用していましたが、国産に比べるとやはり味が落ちます。というわけで、国産を買う機会が増えていますが、その分、量を減らし、カレーやシチュー、炒め物に混ぜるようにして、いわゆる焼肉の類はあまり食べなくなりました。

 一方増えたものもあります。それは雑貨類。中でも、家庭菜園用の種や苗が4000円ぐらい。これは毎年この時期に必然的に発生する金額ですが、ある意味初期投資だと思っています。

 またツタヤさんで、久しぶりに借りた「ドクターX」のDVDが面白くて、一気に視聴したため、これが3000円ぐらい。ツタヤさんは、新作4枚で1000円となっていますが、いざ支払いの段階で消費増税を含んで1080円と言われ、30円上がっただけですが、気持ちの上では1100円と変わらないなあというニュアンスを感じます。

 というわけで、なんとか4月は無事に乗り切り、次は5月。新聞では日銀が物価上昇率の予想を2%としているようですが、本当に毎年2%ずつ上昇したら、5年後には今より10%以上物価が上昇し、10年後には20%以上上昇することになります。

 もしそんなことになったら、年金の収入が増えない限り、家計は破綻しそうです。しかし大多数の高齢者家庭で購買力が減りますから、物が売れなくなり、再びデフレに突入と言うことも考えられます。

 新聞の記事を読んでいると、株価が上昇とか物価が上昇さえすれば、それが景気回復だという論調に聞こえますが、景気が回復すると言うのは庶民にとっては自身の生活が向上すると言うことだと思えます。

 その意味では現状の物価上昇は、負担が増しているだけですから、景気回復でもなんでもないような気もします。
  
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